少し前から、通勤が車になりました。
往復すると、だいたい80分。
最初のうちは音楽を聴いていたのですが、毎日となるとさすがに飽きます。
そうだ、ラジオを聴こう。
とは思ったものの、普段ラジオを聴く習慣がなかったので、何を聴けばいいのかよく分かりません。
そこでPodcastを適当に探していて出会ったのが、『安住紳一郎の日曜天国』でした。
これが、玄蕃蔵との出会いの始まりです。
安住さんに玄蕃蔵を仕込まれる
過去の放送をさかのぼって聴いていると、安住さんが「玄蕃蔵」という醤油について話している回がありました。
何をどう褒めていたのか。
正直、もう細かい内容は覚えていません。
でも、
ものすごく推していた。
それだけは覚えています。
安住さんって、庶民的な話し方をする一方で、仕事柄おいしいものもたくさん知っていそうなイメージがあります。
そして何より、プレゼンがうまい。
内容は忘れているのに、
「そんなに言うなら食べてみたい」
という気持ちだけ、しっかり残りました。
たしかご本人、「醤油大使」みたいなことまで名乗っていた気がします。
プレゼン内容は忘れた。
購買意欲だけ残った。
強い。
買おうとしたら、もう買えなかった
気になって玄蕃蔵を調べてみました。
買ってみよう。
そう思った頃には、すでにその年の販売期間が終了していました。
調べていて知ったのですが、玄蕃蔵は年に一度、9月9日の重陽の節句に蔵出しされる醤油でした。
仕込みの途中も、五節句の節目ごとに儀式を行うのだそうです。
そして、その年の出来が納得いかなければ出荷しない。
売り切れていたのではなく、そもそもそういう作り方の醤油でした。
欲しいと思ったのに買えない。
悔しい。
ということで、ヒゲタ醤油のInstagramをフォロー。
次の販売時期を待つことにしました。
狂気ではありません。
待ち伏せです。
いや、文字にすると余計に怖い。
翌年、予約開始後すぐに注文
そして翌年。
予約が始まったのを確認して、すぐに注文しました。
注文したのは5月。
発送予定は9月中旬。
つまり、そこからさらに約4か月待ちです。
去年買えなかった反動もあり、今回は一本だけでは終わりませんでした。
というのも、
「もし本当にものすごくおいしかったら?」
と思ってしまったからです。
一本だけ買って、
「ほかの種類も試せばよかった」
となったところで、次に買えるのはまた来年。
それは嫌だ。
未来の後悔を先回りして潰した結果、まとめて注文しました。
合計8,800円。
自分用に3本。
そして、もう1本は醤油好きの元上司へ。
醤油好きの元上司にも一本
その元上司は、いろいろな醤油を試してきた人です。
その中で勝ち残っているのが、鎌田のだし醤油や、関西の甘めの刺身醤油など。
そんな人なら、玄蕃蔵をどう感じるのか。
ちょっと試してもらいたくなりました。
今度お邪魔するときに一本持っていく予定です。
先に玄蕃蔵の話をしてみたところ、
「え? 上皇后さまのご実家?」
「玄蕃蔵? 知らない」
という反応。
醤油好きでも未履修でした。
ちなみに私も、しばらく同じ勘違いをしていました。
上皇后さまの正田家につながるのは、群馬県館林市の正田醤油です。
玄蕃蔵をつくっているのは、千葉県銚子市のヒゲタ醤油。
「玄蕃」は、創業者の田中玄蕃から来ています。
醤油つながりの、まったく別の会社でした。
それならなおさら、渡す甲斐があります。
4か月、ずっと醤油を考えていたわけではない
もちろん、注文してからの4か月間、毎日玄蕃蔵のことを考えていたわけではありません。
でも、元上司に会うたびに思い出しました。
街で偶然会ったとき。
自宅のガレージ飲み会に誘ってもらったとき。
LINEが来たとき。
「あ、そういえば玄蕃蔵、そろそろだっけ」
完全には忘れていない。
でも、指折り数えて待っているわけでもない。
そのくらいの距離感で、9月を待っていました。
そして、届いた
そして9月。
予約から約4か月。
玄蕃蔵が、ついに届きました。
ちょうど新米の時期です。
いい時期に届いたな、と思います。
ただし。
ここまで待っておいて、
まだ開けていません。
ちょうど出張中なので、箱の中を見るのは帰宅してから。
味見もまだです。
次は、ちゃんと食べます
帰ったら、まず開封。
瓶の見た目や色もゆっくり見てみます。
そして実食。
新米でTKG。
お刺身。
古米で焼きおにぎり。
せっかくなので、いくつかの食べ方で試してみる予定です。
元上司に渡したあとの感想も、聞けたら面白そう。
ここまで期待値を育ててしまった玄蕃蔵が、実際どんな味なのか。
ようやく次回、開けます。


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