もれたろう、入居しました。|桐箪笥職人の額と4mmの攻防

住める展示
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以前、もれたろうをトイレに飾りたいという記事を書きました。

そのときは、肝心の額がありませんでした。
→ トイレに飾る額が見つからない|もれたろうを展示にしたい

ようやく見つかりました。

飾りたいのは、もれたろうのポストカードです。

「ヨシタケシンスケ展 かもしれない」で買ったもので、裏にはこう書かれています。

ヨシタケシンスケ『おしっこちょっぴりもれたろう』PHP研究所 2018年

気に入る額がなくて、ずっとそのままになっていました。

額装までは終わっています。飾る場所は、トイレの中を予定しています。

出かけた先で、額に出会う

クラフト市をやっていると知らずに、出かけた先でたまたま通りかかりました。

最初は、ティッシュケースを買うだけのつもりでした。

お財布を開いて現金を渡そうとしたとき、桐の額が目に留まりました。

もれたろうに合いそうだ、と直感しました。

サイズを尋ねると、ポストカードサイズとのこと。

「たまに大きいサイズのポストカードもあるけどね」

職人さんは、そう言いました。

ま、なんとかなるっしょ。

2,200円でした。

桐箪笥職人が作った額

作ったのは、秋山利広さん。茨城県伝統工芸士です(平成30年2月認定)。

茨城県結城市にある、有限会社 桐タンスのヤマキヤの三代目。普段は桐箪笥を作っている方です。

桐の木目と、素朴な風合い。

奥行きがあって、額そのものが立体になっています。

裏板はぴったり収まっていて、少し押さないと動きません。留め具は4か所。

縦でも横でも紐を付けられる金具が付いています。

端材を使っているのかどうかは、聞いていないので分かりません。

材質桐
内寸14 × 9.1cm
外寸17 × 12.3cm
奥行き4.1cm
購入価格2,200円
制作者秋山利広さん
裏から見たところ。留め具は4か所。裏板はぴったり収まっていて、少し押さないと動きません。
縦向きにしたところ。金具は上下左右にあるので、どちらの向きでも紐を付けられます。

4mmの攻防

帰宅して、さっそくポストカードを入れてみました。

縦は、ぴったりでした。

横が入りません。

職人さんの言葉が、その日のうちに現実になりました。

幸い、ポストカードには余白があります。絵柄を避けて、左右を少しずつ切りました。

無事に収まりました。

ここで白状すると、このとき私は測っていません。

入らなかったので、そのまま切りました。

正確な数字が分かったのは、あとで同じサイズのポストカードを買って、測ったときです。

ポストカードの横は105mm。額の溝は101mm。

差は4mm。左右から2mmずつ。

縦は148mm。こちらはぴったりでした。

「ポストカードサイズ」と言われても、実寸を測ったほうがいい。

そう書いておきながら、測らずに切った本人が、これです。

もれたろうの住まい

桐の額と、もれたろうの絵。よく似合います。

奥行きがあるぶん、小さな絵でも存在感が出ます。

直感で選んだ額でしたが、満足しています。

当初はトイレサインも兼ねるつもりでしたが、今回は室内に飾ることにしました。

いまトイレでは、別の展示も制作中です。全体の配置は、そちらが揃ってから考えます。

額装は終わりましたが、壁に掛けるのはこれからです。

横から見たところ。奥行きが4.1cmあるので、壁に掛けると少し出っ張ります。

あとは、引っ越しを待つばかり

気に入った絵に、気に入った額を合わせる。

既製品の額も便利ですが、職人さんの手仕事にはまた別の良さがあります。

もれたろうの住まいは決まりました。

あとは、引っ越しを待つばかりです。

ただ、トイレのほうがまだ乾いていません。

「…かわいたかな?」

「…もうちょっとか。」

額の中のもれたろうが、そう言っています。

先に言われていました。

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