桃をコンポートにしようと思った理由
桃が店頭に並ぶと、「今年も夏が来たな」と感じます。
今年は、会社の先輩(すでに退職された方)から立派な桃をいただきました。

実は私は果物をあまり食べません。嫌いというわけではないのですが、生の果物を食べると口の中が少しチクチクすることがあって、自分で買うこともほとんどありません。
しかも、このタイミングで出張があったり、友人との約束があったり…。
このままでは、せっかくいただいた桃を傷ませてしまうかもしれない。
それなら火を通してコンポートにしてみよう。
口の中のチクチクも気にならなくなるし。
そして、ふと頭に浮かんだのがカルダモンでした。
家にあるホールのカルダモン。
料理やお菓子で少しずつ使ってはいるものの、一瓶を使い切るには意外と時間がかかります。
これまでもカルダモンサワーやコーヒーゼリーにして、少しずつ使ってきました。
桃の香りと合わせたら、きっと相性がいいはず。
そんな思いつきから、このコンポートを作ってみました。
材料

- 桃 2個(少し固めがおすすめ)
- 水 500ml
- 白ワイン 200ml(今回は辛口を使用)
- 砂糖 100g
- レモン汁 大さじ3
- カルダモン(ホール) 5粒
砂糖は上白糖、グラニュー糖、てんさい糖など、ご家庭にあるもので大丈夫です。
私は、グラニュー糖を使用しました。
作り方
- 桃は半分に割り、種を取り除きます。(皮はつけたままでOK)
- カルダモンはハサミで軽く切れ込みを入れます。(香りが出やすくなります)
- 桃、水、白ワイン、砂糖、レモン汁、カルダモンを鍋に入れ、中火にかけます。
- 落し蓋をして5分ほど煮たら桃を裏返し、さらに5分ほど煮ます。
- 粗熱が取れたら桃の皮をむきます。
- シロップごと保存容器へ移し、冷蔵庫でしっかり冷やしたら完成です。

今回は、シェフ三國清三さんの「桃のコンポート」のレシピを参考にしながら作りました。
作ってみて気づいたこと
最初はカルダモンを3粒だけ入れてみました。
ところが、思っていたより香りは穏やか。
途中で2粒追加して、合計5粒に。
それでもカルダモンが前面に出ることはなく、桃の香りをそっと引き立ててくれるような印象でした。
主役はあくまで桃。
カルダモンは、その後ろで静かに支えてくれる存在です。
シロップも、桃の皮からきれいなピンク色が出て、とても夏らしい色合いになりました。
食べてみると

しっかり甘いのに重たくない。
白ワインのおかげか、少しだけ大人っぽい味わいです。
そして、カルダモンの爽やかな香り。
桃よりもシロップの方がカルダモンの香りがうつっていました。
冷蔵庫でしっかり冷やすと全体の香りが落ち着いて、よりまとまりが良く感じました。
暑い夏でも、つるんと食べられるデザートです。
シロップも余さず
コンポートを食べ終えたあとも、シロップはぜひ残しておきたいところ。
例えば、
- 炭酸で割って爽やかなドリンクに
- ヨーグルトにかけて朝食に
- ゼラチンで固めてゼリーに
- ブラマンジェに合わせて少し贅沢なデザートに

冷たいものだけで組み立てられるので、暑い朝でもするりと食べられます。
最後まで楽しめるのも、このコンポートの好きなところです。
桃とカルダモンは相性がいい?
桃とカルダモン。
初めて組み合わせましたが、とても相性が良いと感じました。
あとから調べてみると、海外ではジャムや焼き菓子などにも使われている組み合わせだそうです。
カルダモンは主役になるというより、桃の香りを引き立てる名脇役。
「少しだけ違う桃の楽しみ方」を探している方には、ぜひ試してみてほしい組み合わせでした。
おわりに
私は普段、果物をほとんど買いません。
よく買うのは、いちごとメロンくらい。
桃も美味しいと思うのですが、自分で選んで買うことはほとんどなく、毎年誰かからいただいて初めて「ああ、桃の季節だな」と思い出します。
今年は、その桃がカルダモンと出会いました。
何気なく始めたコンポートでしたが、夏の記憶に残る一皿になった気がします。
来年もきっと、この香りを思い出して作ると思います。


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